WebLogicでJavaエージェントを設定する
最初に、次のいずれかのリポジトリから、Contrast Javaエージェント(JARファイル)をダウンロードします。
WebLogicでContrastを実行する方法に応じて、以下を参考にしてJavaエージェントを設定してください。
Unix
WebLogicを自分で起動する場合は、インストール先のbinディレクトリにあるstartWebLogicファイルにContrastのJVMパラメータを追加してください。UNIXベースのオペレーティングシステムの場合、このファイルのパスは以下のようになります。
/path/to/appserver/userprojects/domains/base_domain/bin/startWebLogic.sh
このファイルで、Java実行ステップの前に、Contrastエンジンを
-javaagent
としてJAVA_OPTIONS
環境変数に追加します。<YourContrastJarPath>
はContrast JARファイルへのパスに置き換えてください。例:export JAVA_OPTIONS="$JAVA_OPTIONS -javaagent:<YourContrastJarPath>"
Windows
Windowsシステムの場合、パスは以下のようになります。
C:\Oracle\Middleware\userprojects\domains\base_domain\bin\startWebLogic.bat
このファイルの先頭で、Contrastエンジンを
-javaagent
としてJAVA_OPTIONS
環境変数に追加します。<YourContrastJarPath>
はContrast JARファイルへのパスに置き換えます。お使いの環境に合わせたWebLogicサーバの情報に置き換えてください。例:set "JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -javaagent:<YourContrastJarPath>"
WebLogicでJava2を使用する
以下のコードを含むcontrast.policyファイルを作成します(もしくは、weblogic.policyファイルにコードを追加します)。
<YourContrastJarPath>
はContrast JARファイルのパスに置き換えてください。例:grant codeBase "file:<YourContrastJarPath>" { permission java.security.AllPermission; };
WebLogicには、@WL_HOME/server/lib/weblogic.policyというテンプレートファイルがあります。このファイルには、Javaセキュリティマネージャを有効にしてWebLogicサーバを起動するためのサンプル定義があります。旧バージョン(10以前)のWebLogicの場合は、テンプレートファイルの@WL_HOMEをWebLogicをインストールしたルートディレクトリへの実際のパスに置き換える必要があります。
セキュリティマネージャを有効にすると、ポリシーファイルである@WL_HOME/server/lib/weblogic.policyがデフォルトとして機能します。もしくは、
-Djava.security.policy==<YourPath>
でカスタムのポリシーファイルを指定することもできます。その場合、<YourPath>
はカスタムファイルへのパスになります。==
は、WebLogicが起動する際のデフォルトのパス設定を上書きするため、重要です。ヒント
詳細は、Javaセキュリティを使用してWebLogicのリソースを保護するを参照してください。