Helmチャートを使用したエージェントオペレータのセットアップ
Helmは、Kubernetesのパッケージマネージャーで、Kubernetesアプリケーションの管理に活用できるツールです。Helmでは「チャート」を使用して、Kubernetesオペレータの設定、インストール、アップグレードなどを行います。Contrastエージェントオペレータは、Helmチャートを使用してのセットアップを推奨します。
開始する前に
開始する前に、必要なものが揃っているか事前に確認してください。
Contrastでサポートされているバージョン、フレームワーク、ツールを使用すること。
手順
注記
YAMLファイルのデフォルト設定では、AgentInjectors
はdefault
のネームスペースにのみデプロイされます。 他のネームスペースを使用する場合、YAMLファイルのagentInjectors.namespaces
配列に追加できます。
こちらの最新バージョンのYAMLファイルをもとに、valuesファイルを作成します。
そのファイルに
contrast-agent-operator.yaml
という名前を付けます。YAMLファイルの
clusterDefaults
セクションにエージェントキーを追加します。また、enabled:
プロパティをtrue
に設定する必要があります。clusterDefaults: enabled: true url: YOUR_CONTRAST_URL apiKeyValue: YOUR_API_KEY serviceKeyValue: YOUR_AGENT_SERVICE_KEY userNameValue: YOUR_AGENT_USERNAME yaml: |- enable: true
一覧表の値を使用して、デプロイメントにラベルを付けます。
ヒント
kubectl get deployments
コマンドを実行して、デプロイメント名を確認することもできます。デプロイメントにラベルを付ける場合のコマンド例:
実行:
kubectl get deployments
実行結果(例):
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE app1-deployment 0/3 0 0 1s
そして、以下のコマンドを実行:
kubectl label deployment app1-deployment contrast-agent=java
以下のHelmコマンドを実行します。
helm repo add contrast https://contrastsecurity.dev/helm-charts helm repo update contrast helm upgrade --install -f contrast-agent-operator.yaml contrast-agent-operator contrast/contrast-agent-operator
注記
このセットアップ後にYAMLファイルを編集した場合は、手順5のhelm upgradeコマンドを繰り返してオペレータの設定を更新する必要があります。