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Azure App Serviceで.NET Coreエージェントをインストール

Azure Portalの拡張機能を使用して、.NET Coreエージェントを簡易にインストールするには、以下の手順を使用してください。

開始する前に

インストールを開始する前に、システム要件サポート対象テクノロジ確認し、インストールが可能で最適なパフォーマンスを得られる環境であるかを確認してください。

手順

  1. Azureアカウントがない場合は、アカウントを作成してください。

  2. .NET Webアプリケーションを作成し、Azure App Serviceにデプロイします。

  3. アプリケーションをAzureに公開し、Contrastエージェントなしで想定通り機能することを確認します。

  4. アプリケーションがWindowsプランを使用してデプロイされていることを確認します(Linuxプランの場合は、サイト拡張機能を利用できません)。

    注記

    サイト拡張機能を利用できない場合は、NuGetを使用して.NET Coreエージェントを手動でインストールできます。

  5. Contrast .NET Coreのサイト拡張機能を追加します。

    • Azure Portalを使用する場合

      1. App Serviceでデプロイ中のアプリケーションを選択します。

      2. メニュー画面より、拡張機能を選択します。

        Image shows Azure Portal with Extensions selected.
      3. +追加を選択します。

      4. 拡張機能の選択をクリックし、一覧よりContrast .NET Core Site Extension for Azure App Serviceを選択します。これが、.NET Coreアプリケーション用の拡張機能になります。

      5. 法律条項に同意して、OKボタンをクリックします。

      6. サイト拡張機能のインストールが完了するまでしばらく待ったら、正しくインストールされていることを確認します。

      注記

      サイト拡張機能により、以下のような環境変数がいくつか設定されます。

      CORECLR_ENABLE_PROFILING=1
      CORECLR_PROFILER={8B2CE134-0948-48CA-A4B2-80DDAD9F5791}
      CORECLR_PROFILER_PATH_32=D:\Home\siteextensions\Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension\ContrastNetCoreAppService\runtimes\win-x86\native\ContrastProfiler.dll
      CORECLR_PROFILER_PATH_64=D:\Home\siteextensions\Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension\ContrastNetCoreAppService\runtimes\win-x64\native\ContrastProfiler.dll
      CONTRAST_INSTALL_DIRECTORY=D:\Home\siteextensions\Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension\ContrastNetCoreAppService\
      MicrosoftInstrumentationEngine_ConfigPath32_ContrastCoreX86Config=D:\Home\siteextensions\Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension\ContrastCieCoreClrProfiler-32.config
      MicrosoftInstrumentationEngine_ConfigPath64_ContrastCoreX64Config=D:\Home\siteextensions\Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension\ContrastCieCoreClrProfiler-64.config

      CLR Instrumentation Engine(CIE)がアプリケーションに設定されている場合(例えば、Application Insightsが有効になっているために)、Azureは自動的にCORECLR_PROFILER*変数を上書きし、CIEのプロファイラを指すようにします。

      そして、CIEでは、MicrosoftInstrumentationEngine_* 変数を使用してContrastエージェントをロードするようになります。

      CIEがアプリケーションに設定されていない場合は、Contrastエージェントのロードに標準のCORECLR_PROFILER*変数が使用されます。

    • Azure CLIを使用する場合

      • .NET Coreのサイト拡張機能には、次のようなコマンドを使用します。

        az resource create --resource-group 'myResourceGroup' --resource-type Microsoft.Web/sites/siteextensions --name myAppService/siteextensions/Contrast.NetCore.Azure.SiteExtension --properties "{}"

        上記のコマンド例では、リソースグループ「myResourceGroup」の「myAppService」という名前のApp ServiceにContrast .NET Coreのサイト拡張機能を追加します。

      拡張機能を追加したら、Azure Portalにインストールされたエージェントの一覧が表示され、以下のような情報が表示されます。

      名前

      バージョン

      更新プログラムが利用可能です

      Contrast.NET Core Site Extension for Azure App Service

      4.2.4

      なし

    ヒント

    アプリケーションのSCMサイト(Kudu)の「Site Extensions」メニューからもContrastエージェントをインストールできます。

    重要

    .NET Coreエージェントの新しいバージョンが利用可能な場合、 Azure PortalまたはKuduのダッシュボードに通知されます。エージェントの更新を行う前にサイトを停止してください。停止しない場合、更新が失敗する可能性があります。

  6. 設定オプションを追加します。

    • Azure Portalを使用する場合

      1. App Serviceでデプロイ中のアプリケーションを選択します。

      2. 設定より構成を選択し、エージェントがContrastサーバに接続するための設定をします 。

      3. 新しいアプリケーション設定を選択し、アプリケーションに以下の値を指定します。

        キー

        CONTRAST__API__USER_NAME

        自分のエージェントユーザ名を指定します。

        CONTRAST__API__SERVICE_KEY

        自分のエージェントサービースキーを指定します。

        CONTRAST__API__API_KEY

        自分のエージェントAPIキーを指定します。

        CONTRAST__API__URL

        デフォルトは、https://app.contrastsecurity.comです。別の場所でホストされているContrastサーバを使用する場合は、そのURLを指定します。

    • Azure CLIを使用する場合

      • 次のようなコマンドを入力します。

        az webapp config appsettings set --resource-group 'myResourceGroup' --name 'myAppService' --settings CONTRAST__API__URL=https://app.contrastsecurity.com CONTRAST__API__API_KEY={Your API KEY} CONTRAST__API__SERVICE_KEY={Your Service key} CONTRAST__API__USER_NAME={Your agent user}

    APIの値(エージェントキー)はContrast Webインターフェイスで確認するか、.NET Coreエージェント用のYAMLファイルをダウンロードすることで取得できます。

  7. Azure Portalで、アプリケーションの概要にアクセスし、アプリケーションを再起動します。

    アプリケーションを実行すると、App Service内で実行されている全てのアプリケーションが自動的に検査されます。Contrastでデータが表示されるようになります。

  8. アプリケーションを疎通し、検査結果がContrastに報告されることを確認します。

    ログファイルを参照して、Contrastが実行されていることを確認できます。

    1. Azure Portalで、App Serviceの高度なツールを選択します。

    2. 移動を選択します。

    3. 「Kudu」ツール画面で、上部の「Debug console」メニューを選択し「CMD」を選択します。

    4. LogFilesディレクトリを選択します。

    5. Contrastディレクトリを選択します。

    6. dotnetディレクトリを選択します。

      <PID>_Profiler_<App Service Name>_<XXX>.logという名前のエージェントログが表示されます。

    7. ERRORログエントリがないことを確認してください。