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IIS用.NET Coreエージェントのインストーラで.NET Coreエージェントをインストール

IIS用.NET Coreエージェントのインストーラは、標準のMSIを利用して作られたWindowsアプリケーションの一般的なインストーラです。インストーラは、対象となるサーバが要件(サーバのオペレーティングシステムがサポート対象であることなど)を満たしているかを検証します。サーバが全ての要件を満たしていれば、インストーラによって以下が行われます。

  • IIS用.NET CoreエージェントをWindowsの標準プログラムとして登録します。

  • 指定された場所(例、C:\Program Files\Contrast\dotnet-core)にエージェントのファイルを配置します。これには、いくつかのダイナミックリンクライブラリ(DLL)などが含まれます。

  • エージェントのログファイルや設定を主に保存するためのデータディレクトリ(例、C:\ProgramData\Contrast\dotnet-core)を作成します。

  • IISに.NET Coreエージェントのネイティブモジュールを追加します。

インストールを行う前に

インストールを開始する前に、システム要件サポート対象テクノロジを確認し、インストールを行うことができ、最適なパフォーマンスを得られることを確認してください。

Contrastを使用してエージェントをインストール

  1. Contrast Webインターフェイスで、新規登録を選択します。

  2. エージェントを選択のドロップダウンメニューから.NET Coreを選択します。

  3. IISでのインストールの下で、IIS用.NET Coreエージェントインストーラのリンクicon-download.svgを選択します。ZIPアーカイブがダウンロードされます。

  4. ダウンロードしたZIPアーカイブをWebサーバ上で解凍したら、contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exeを実行します。これで、IIS用の.NET Coreエージェントがインストールされます。

    ヒント

    コマンドラインを使用してインストールすると、IIS用.NET Coreエージェントインストーラでサポートされるその他のオプションを利用できます。

  5. YAML設定ファイルを使用して.NET Coreエージェントを設定し、認証キーおよびアプリケーション固有の設定を指定します。

  6. YAMLファイルをC:\ProgramData\Contrast\dotnet-coreにコピーします(まだコピーしていない場合)。

  7. IISを再起動して変更を反映します。

  8. 通常通りにアプリケーションを疎通し、Contrastでアプリケーションが認識されていることを確認します。

コマンドラインを使用してエージェントをインストール

コマンドラインを使用すると、IIS用.NET Coreエージェントインストーラでサポートされるその他のオプションを利用できます。

IIS用.NET Coreエージェントは、Windowsのインターフェイスを使用してインストールでき、Windowsの標準機能(コントロールパネルのプログラムと機能やPowershellなど)を使用して、アンインストールや修復を行うことができます。ただし、自動化されたスクリプトなどの特定のシナリオでは、IIS用.NET Coreエージェントのインストーラを使用して、以下の操作を実行する場合があります。

有人モードには、以下のコマンドを使用します。

  • インストール: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe

  • アンインストール: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe -uninstall

  • 修復: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe -repair

無人モードまたはサイレントモードには、以下のコマンドを使用します。

  • インストール: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe -s SUPPRESS_RESTARTING_IIS=1

  • アンインストール: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe -uninstall -s SUPPRESS_RESTARTING_IIS=1

  • 修復: contrast-dotnet-core-agent-for-iis-installer.exe -repair -s SUPPRESS_RESTARTING_IIS=1

コマンドラインを使用してインストールすると、IIS用.NET Coreエージェントインストーラで利用できるその他のオプションがあります。

オプション

説明

INSTALLFOLDER

エージェントファイルのインストールディレクトリを指定します。

INSTALLFOLDER=C:Program Files\Contrast\dotnet-core

AGENT_EXPLORER_INSTALLFOLDER

Agent Explorerのファイルのディレクトリを指定します。

AGENT_EXPLORER_INSTALLFOLDER="C:\Program Files\Contrast\agent-explorer"

INSTALL_AGENT_EXPLORER

Agent Explorerをインストールしない場合は、このオプションの値を0に設定して下さい。

デフォルトの値は1で、 Agent Explorerはインストールされます。

INSTALL_AGENT_EXPLORER=1

DATAFOLDER

エージェントのログファイルと設定ファイルのデフォルトの場所を指定します。

DATAFOLDER=C:\ProgramData\Contrast\dotnet-core

SUPPRESS_RESTARTING_IIS

このオプションの値を1に設定すると、インストーラはIISを再起動しません。

デフォルトの値は、0です。

注記

  • IISが再起動されるまで、アプリケーションにエージェントは組み込まれません。

  • SUPPRESS_RESTARTING_IISを設定すると、アップグレードの実行時にIISにアクティブなワーカーがない限り、自動アップグレードが実行されなくなります。

SUPPRESS_RESTARTING_IIS=0

INSTALL_UPGRADE_SERVICE

エージェントアップグレードサービスをインストールしない場合は、このオプションの値を0に設定して下さい。

デフォルトの値は1で、エージェントアップグレードサービスはインストールされます。

INSTALL_UPGRADE_SERVICE=1

UPGRADE_SERVICE_INSTALLFOLDER

アップグレードサービスのファイルのディレクトリを指定します。

UPGRADE_SERVICE_INSTALLFOLDER="C:\Program Files (x86)\Contrast\upgrade-service"

重要

IIS用.NET Coreエージェントインストーラは、エージェントを初めてインストールする際にIISを自動的に再起動します。必要があれば、IISの再起動時に警告を発するようWebサーバ監視ツールの設定を変更してください。

.NETプロファイルAPIでは、プロファイルするプロセスをプロファイラで起動する必要があります。そのため、.NET CoreエージェントはContrastプロファイラをロードするためにIIS(およびIISのワーカープロセス)を再起動する必要があります。この処理は、他のプロファイル製品(例、メモリやパフォーマンスプロファイラなど)の動作と同様です。