Contrast Security IntelliJプラグイン
Contrast IDE(統合開発環境)プラグインを使用して、プロジェクト(Contrast Scan)とアプリケーション(Contrast Assess)に関するセキュリティ脆弱性の情報を統合できます。Contrastプラグインによって、プロジェクトやアプリケーションで検出された脆弱性に関する情報をほぼリアルタイムで取得できます。また、このプラグインでは、深刻度、ステータス、検出日によるフィルタリングが可能で、脆弱性データの表示をカスタマイズできます。
主な機能には、アプリケーションに関連する脆弱性を表示する脆弱性レポート、IDEで現在開いているファイルに関連する脆弱性の一覧のツリービュー、深刻度に基づく視覚的なインジケータ、各脆弱性に関する詳細な情報、スケジュールに基づいたアプリケーションとプロジェクトの脆弱性の収集の自動化などがあります。
開始する前に
サポートされているシステム要件を満たしていることを確認
CPU:クアッドコア
RAM:16 GB
ストレージ:SSD、128 GB
モニター:1080p
サポートされているソフトウェア要件を満たしていることを確認
オペレーティングシステム:Ubuntu 22.04.5 LTS または Windows 11
JRE:17.0.12
JVMヒープサイズ:-Xms 2g -Xmx 4g
IntelliJ IDEA Community Edition 2024.3または2024.2を使用すること
JDK(Java Development Kit)のインストール
Linux
OracleのWeb サイトからJDK 17.0.13をインストールします。
お使いのシステムに適したtar.gzファイルをダウンロードして下さい(例:jdk-17.0.13_linux-x64_bin.tar.gz)。
ターミナルを開き、tar.gzファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
コマンド(以下の例)を使用してファイルを解凍します。
tar -xvzf jdk-17.0.12_linux-x64_bin.tar.gz
解凍したJDKを/usr/lib/jvm/ディレクトリに移動します。
sudo mv jdk-17.0.12 /usr/lib/jvm/
JAVA_HOME環境変数を設定し、PATHを更新します。
.bashrcまたは.profile(シェルによって異なります)を編集します。
nano ~/.bashrc
ファイルの最後に以下の行を追加します。
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jdk-17.0.12 export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
.bashrcをを再読み込みして変更を適用します。
source ~/.bashrc
以下のコマンドを実行して、Javaが正しくインストールされていることを確認します。
java -version
続けてヒープサイズを設定します。
Windows
OracleのWeb サイトからJDK 17.0.13をインストールします。
お使いのシステムに適したtar.gzファイルをダウンロードして下さい(例:jdk-17.0.13_windows-x64_bin.tar.gz)。
tar.gzファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
環境変数を設定します。
JAVA_HOMEを追加
Win + Sを選択
環境変数を入力
システム環境変数の編集を選択
システムのプロパティ画面で、環境変数をクリック
システム変数で新規を選択して以下を入力:
Variable name: JAVA_HOME Variable value: Path to your JDK installation (e.g., C:\Program Files\Java\jdk17).
システム変数で Pathを見つけます。
新規を選択し、以下を追加します。
%JAVA_HOME%\bin
OKを選択します。
新しいコマンドプロンプトを開き、設定を確認します。
java -version
続けてヒープサイズを設定します。
macOS
OracleのWeb サイトからJDK 17.0.13をインストールします。
お使いのシステムに適したtar.gzファイルをダウンロードして下さい(例:jdk-17.0.13_macos-x64_bin.tar.gz)。
tar.gzファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
コマンド(以下の例)を使用してファイルを解凍します。
tar -xvzf jdk-17.0.13_macos-x64_bin.tar.gz
解凍したフォルダをJDKディレクトリに移動します。
sudo mv jdk-17.0.13 /Library/Java/JavaVirtualMachines/
JAVA_HOME環境変数を設定します。JDKパスを確認します。解凍したJDKは、 /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.0.13/Contents/Homeにあります。
シェルの設定ファイルを開きます。
nano ~/.zshrc
以下の行を追加してJAVA_HOMEを設定し、PATHを更新します。
export JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.0.13/Contents/Home export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
変更を保存します。
nanoでCtrl+Oを選択して、保存します。
Ctrl+Xを選択して、終了します。
変更を適用します。
source ~/.zshrc
新しいコマンドプロンプトを開き、設定を確認します。
java -version
続けてヒープサイズを設定します。
ヒープサイズの設定
IntelliJ IDEAを開きます。
ヘルプ > カスタム VM オプションの編集にアクセスします。
以下の行を追加または更新します。
-Xms1024m # Initial heap size (1 GB) -Xmx4096m # Maximum heap size (4 GB)
ファイルを保存し、 IntelliJ IDEAを再起動します。
Contrast IntelliJプラグインのインストール
以下のいずれかの方法を選択して下さい。
JetBrains MarketplaceからContrast IntelliJプラグインをインストール
IntelliJ IDEを開き、IntelliJ IDE > 設定 > プラグインに進みます。
MarketplaceでContrast IDEを検索して見つけたら、インストールボタンを選択します。
インストール後、適用を選択し、OKを選択します。
手動インストールでContrast IntelliJプラグインをインストール
プラグインの
.zip
ファイルをダウンロードして、マシンにダウンロードします。お使いのシステムでIntelliJ IDEAを起動します。
プラグインの設定を行います。
IntelliJ IDEA > 設定に進みます。
設定画面でプラグインを選択します。
ディスクからプラグインをインストールします。
プラグイン画面の右上にある歯車アイコンをクリックします。
ドロップダウンメニューよりディスクからプラグインをインストールを選択します。
表示された画面で、
.zip
ファイルの場所に移動し、選択します。IntelliJ IDEAによってプラグインが検証されて、インストールされます。プロンプトが表示されたら、インストールを確定します。
IntelliJ IDEAを再起動します。
インストール後、IntelliJ IDEAの再起動を求めるプロンプトが表示される場合があります。
IDE再起動をクリックして、インストールプロセスを完了します。
インストールを確認します。
IntelliJ IDEAが再起動したら、設定画面のプラグインに戻ります。
プラグインが インストール済みの下にリストされ、有効になっていることを確認します。