WARファイルを使用してContrastをデプロイ

Contrastをインストールしたディレクトリ(例、/usr/local/contrast)から、以下のファイルを含む圧縮ファイルを作成します。

例：以下の例は、Contrastファイルを含むTARファイルを作成する方法を示します。

$ cd /usr/local/contrast
$ tar -czvf ~/ctdc.tar.gz data/agents data/conf data/contrast.lic data/esapi/ data/cache/ data/.initialized data/.contrast webapp/Contrast.war

TomcatとJavaをインストールします。

contrast-dataディレクトリをセットアップします。

このディレクトリを作成するボリュームは、ログファイル、キャッシュ、ActiveMQの永続性(パーシステンス)に対して十分な大きさである必要があります。最適なパフォーマンスを確保するには、システム全体に影響を与えずに、拡張を処理する別のボリュームを使用します。

1. 以下のようなコマンドを使用して、contrast-data ディレクトリを作成します。

   $ mkdir /opt/contrast-data

   この例では、/opt ディレクトリにディレクトリが作成されますが、任意の場所に作成できます。

2. 手順1で作成した圧縮ファイルをcontrast-dataディレクトリに解凍します。

3. 以下のコマンドなどを使用して、ディレクトリの内容を確認します。

   ls /opt/contrast-data/conf  

   general.propertiesやdatabase.properties という名前のファイルなどがあることを確認できるはずです。

4. アクセスの問題が無いようにするために、以下のようなコマンドでcontrast-dataディレクトリの所有者とグループを変更します。

   $ chown -R tomcat7:tomcat7 /opt/contrast-data

設定を完了するには、JAVA_OPTS環境変数でcontrast.homeとcontrast.data.dirの場所を、圧縮ファイルを解凍した場所に設定します。

以下は、JAVA_OPTS変数を設定する1つの例です。お使いの環境のドキュメントを参照して、この変数を設定する最適な方法を決定してください。

-XX:+UseTLAB
-XX:+UseCompressedOops
-XX:+UseConcMarkSweepGC
-XX:+UseParNewGC
-XX:CMSFullGCsBeforeCompaction=1
-XX:+CMSParallelRemarkEnabled
-XX:+PrintVMOptions
-XX:+PrintCommandLineFlags
-Xmx4g
-Xms4g
-server
-XX:MaxPermSize=768m
-Dcontrast.data.dir=/opt/contrast-data
-Dcontrast.home=/opt/contrast-data
-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError
-Xloggc:/opt/contrast-data/gc.out

Contrast.warファイルをTomcatのwebappsディレクトリに配置します。

シンボリックリンクを作成するか、圧縮したファイルを解凍した場所からContrast.warファイルをTomcatのwebappsディレクトリにコピーまたは移動します。