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Redisを共有キャッシュに使う(オンプレミス版)

Redisサーバで共有キャッシュを使用するようにContrastを構成できます。

本項では、Redisサーバの設定についての詳細は説明しません。

RedisのContrastプロパティ

以下のプロパティを使用します。

プロパティ名

説明

cache.useredis

ContrastがキャッシュにRedisを使用するかどうかを示すBoolean値を指定します。

contrast.cache.redis.db.index

Contrastがキャッシュ情報を保存するデータベース・インデックスを整数値で指定します。

contrast.cache.redis.proto

ContrastがRedisサーバに接続する際に使用するプロトコルを指定します。

contrast.cache.redis.host

Redisサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

contrast.cache.redis.port

Redisサーバが新しいクライアントの接続を待ち受けるために使用するTCP/IPポートの番号を指定します。

contrast.cache.redis.password

クライアントからRedisサーバへのアクセスを許可するために使用されるパスワードを指定します。

contrast.cache.redis.client.name

クライアントを識別するための文字列を指定します。

開始する前に

  • 以下の情報を準備してください。

    • Redisサーバのホスト名またはIPアドレス

    • 接続を待ち受けるために使用するTCP/IPポートの番号

    • Redisサーバのユーザアカウントのパスワード

    • キャッシュの対象となるデータベースのインデックス

  • RedisサーバがTLS(REDISS)を使用するように設定されていること を確認してください。

手順

  1. /data/conf/フォルダcontrast.propertiesファイルを作成します。

    このファイルに、contrast_serverユーザがアクセスできる権限があることを確認してください。

  2. プロパティファイルに、RedisのContrastプロパティを追加します。

    少なくとも、Redisサーバのホスト名、接続ポート番号、パスワードを設定してください。

    プロパティファイルの例:

    cache.useredis=true
    contrast.cache.redis.db.index=0
    contrast.cache.redis.proto=rediss
    contrast.cache.redis.host=contrast-redis-server.company.com
    contrast.cache.redis.port=6379
    contrast.cache.redis.password=changeme
    contrast.cache.redis.client.name=contrast
  3. Contrastを再起動します。

  4. 設定を確認するには/data/logs/contrast.logファイルを確認します。

    このファイルには、現在の設定とRedisとの操作に関する全ての情報が含まれます。確認すべきキーワードは以下の通りです。

    • RedissonCache

    • Redisson

    • CacheConfiguration