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IIS Expressで.NET Frameworkエージェントを使用 する

.NETエージェントは、IIS ExpressでホストされるASP.NETアプリケーションを解析できますが、IIS Expressでエージェントの組み込みを有効にするには、作業が少々必要です。IIS Expressがサーバにインストールされている場合は、ContrastトレイにIIS Expressのタブが表示されます。

Contrastトレイには、IIS Expressホストのアプリケーションでエージェントの組み込みを有効にするためのSet Environment Variables(環境変数を設定)ボタンが最初に表示されます。このボタンを選択すると、現在のユーザの環境変数が設定され、新しいIIS Expressプロセスによって.NETエージェントのプロファイラがロードされ、エージェントの組み込みと解析が行われるようになります。

環境変数を設定すると、トレイにRemove Environment Variables(環境変数を削除)ボタンが表示されます。このボタンを使用するとIIS ExpressホストのアプリケーションでContrastの解析を無効にできます。

IIS Expressで実行中のアプリケーションでエージェントが組み込まれたものがあれば、観測されたURL(querystringなし)の件数とともにIIS Expressタブに表示されます。

注記

IIS Expressのプロセスインスタンスは、通常、Visual Studioやコマンド画面などの他のプログラムから起動されます。上記のユーザ環境変数を設定した後は、これらのプログラムを再起動してください。ユーザ環境変数を設定する前に実行されていたプログラム(Visual Studioなど)は、環境変数なしでIIS Expressを起動していることになりますので、そのIIS Expressでホストされるアプリケーションにはエージェントが組み込まれず解析されません。

また、ユーザ環境変数を設定すると、そのユーザが起動する全ての.NETアプリケーションでContrastプロファイラがロードされることになります。Contrastプロファイラは、IIS以外およびIIS Express以外のプロセスから安全にデタッチされます。Windowsでは、プロファイラDLLのデタッチがWindowsイベントログでエラーメッセージとして処理されますが、このエラーは無視して構いません。