.NET Frameworkエージェントのプロファイラチェーン
プロファイラチェーンを使用すると、パフォーマンスツールやAPMツールなどの、.NETプロファイラエージェントと併せて.NET Frameworkエージェントを実行することができます。
Contrast .NET Frameworkエージェントは、以下のプロファイリングツールとの互換性をテストおよび実証済みです。
プロファイリングツール | 検証済バージョン |
---|---|
AppDynamics | 4.5.18.1 |
Dynatrace OneAgent | 1.253.245 |
New Relic | 8.23.107 |
リバーベッド SteelCentral Aternity APM | 12.9.0 |
Datadog | 2.35.0 |
注記
その他のプロファイリングツールでも、CLRのプロファイルAPIの規則に準拠しており、プロファイリング環境に関する前提条件がない場合は、エージェントはそのツールと互換性がある可能性があります。
プロファイラチェーンは、デフォルトでは有効になっています。プロファイラチェーンを無効にするには、agent.dotnet.enable_chaining
オプションをfalse
にするよう、.NET Frameworkエージェントを設定します。例えば、次のようにYAML設定を使用して指定できます。
agent: dotnet: enable_chaining: false
設定が完了したら、エージェントを再起動する必要があります。再起動すると、Contrast .NET Frameworkエージェントは、IISに登録されている他のプロファイリングツールの存在を自動的に検出し、Contrast .NET Frameworkエージェントとサードパーティの両方のプロファイラをロードするよう環境を構成します。
重要
プロファイラチェーンの使用方法に応じて、以下の各手順に従ってください。
IIS:
サードパーティのエージェントをインストールしてから、Contrast .NET Frameworkエージェントをインストールしてください。
(サードパーティのエージェントの前にContrast .NET Frameworkエージェントをインストールした場合は、WindowsサービスでContrast.NET Main Serviceを再起動する必要があります。)
IIS以外:
以下のようなアプリケーションでプロファイラチェーンを使用している場合、
agent.dotnet.enable_chaining
オプションは機能しません。IIS以外でホストされているアプリケーション
(インストールされたエージェントではなく)サードパーティエージェントのNugetパッケージを使用するアプリケーション
上記に該当する場合は、プロファイリングツールのCLR環境変数をCONTRAST_CCC_CORバージョンに置き換えてください。以下の環境変数名はいずれも置き換える必要があります。
変更すべき変数名
変更後
COR_PROFILER
CONTRAST_CCC_COR_PROFILER
COR_PROFILER_PATH
CONTRAST_CCC_COR_PROFILER_PATH
COR_PROFILER_PATH_32
CONTRAST_CCC_COR_PROFILER_PATH_32
COR_PROFILER_PATH_64
CONTRAST_CCC_COR_PROFILER_PATH_64
次に、ご利用の環境とアプリケーションに合わせて、通常のセットアップ手順を行ってください。
Azure App ServiceのApplication Insights:
バージョン20.9.3より、Contrast .NET Framework Site Extensionは、Application Insightsとの互換性をサポートするようになりました(CLR Instrumentation Engine (CIE)を使用)。
Contrast.NET Framework Site Extensionで、Application Insightsを使用するために追加の操作は必要ありません。.NET Frameworkエージェントのプロファイラは、(Application Insightsが有効になっているなどの理由で)Azure AppServiceインスタンスでプロファイリングツールとして登録されている場合、CIEによってロードされます。