.NET Framework Contrastトレイ
Contrastトレイをサポートするエージェントの最後のバージョンは、50.0.0です。それより後のエージェントのバージョンでは、Contrastエージェントエクスプローラを使用します。
.NET Framework Contrastトレイは、Windowsシステムトレイアプリケーション(ContrastTray.exe)で、エージェントの状態に関する情報を概要レベルで表示します。
注記
Contrastを使用してアプリケーションを解析するために、.NET Framework Contrastトレイを実行する必要はありません。Contrastトレイは、エージェントのステータス情報を提供するためだけのものです。特に最初にエージェントをインストールした時などに、エージェントが正しく動作しているかを確認できます。
Contrastトレイには以下のステータスインジケータがあります。
Agent Windows Service(エージェントのWindowsサービス):Contrast Serviceが正しくインストールされて実行されていると、緑色に点灯します。
Contrast UI:エージェントのWindowsサービスがContrastサーバと通信できると、緑色に点灯します。通信に失敗する最も一般的なエラーは、プロキシの設定の誤りです。
IIS Sensors(IISセンサー):IISでホストされているアプリケーションにエージェントが正しく組み込まれると、緑色に点灯します。黄色に点灯する場合は、アプリケーションにエージェントは組み込まれていますが、IISでまだそのアプリケーションがロードされていないことを示します。
IIS Express Sensors(IIS Expressセンサー):IIS Expressでホストされているアプリケーションがロードされ、Contrastエージェントが正しくインストールされて実行されると、緑色に点灯します。黄色に点灯する場合は、アプリケーションにContrastエージェントは正しくインストールされていますが、IIS Expressでまだそのアプリケーションがロードされていないことを示します。赤色の点灯は、IIS Expressで環境変数が設定されていないことを示します。
Contrastトレイの各タブを選択すると、詳細情報が表示されます。
Action(アクション):.NET Frameworkエージェントを使用するためのユーザへの指示が概要レベルで表示されます。ここで表示される指示は、エージェントの状態により変わります。例えば、エージェントがContrastサーバに接続できない場合、Actionタブにはエラーの詳細情報と問題を解決する方法が提示されます。
IIS:IISサーバで実行されている全てのWebアプリケーションが一覧で表示されます。表示されるアプリケーション名は、カスタムのアプリケーション名を指定しない限り、IISがアプリケーションを識別するために使用するエイリアスと同じものになります。URL列には、エージェントがアプリケーションで観測したユニークなURL (クエリストリングを含まない)の件数が表示されます。Last Activity(最後のアクティビティ)列には、そのアプリケーションに対してエージェントが最後に解析したリクエストの時間が表示されます。
IIS AppPools(IISアプリケーションプール):IISサーバ上の全てのアプリケーションプールが一覧で表示されます。各アプリケーションプールの構成の詳細(アーキテクチャ、パイプラインモード、CLRバージョン、ID)を確認できます。また、このアプリケーションプールのアプリケーションがContrastで解析されるかどうかも確認できます。IISで、.NET Frameworkエージェントのアプリケーションプールのフィルターを設定できます。
IIS Express:IIS Expressで実行されている全てのWebアプリケーションが一覧で表示されます。
Console(コンソール):Contrast .NETエージェントの問題のトラブルシュートに役立つ、ステータスやエラーメッセージが表示されます。