アプリケーションのマージとマージ解除
2つ以上のアプリケーションをマージすると、メインアプリケーションと呼ばれる1つのアプリケーションが作成されます。アプリケーションをマージすることは、アプリケーションをオンライン化する管理者にとって一般的な操作です。
マージを行う主な目的は、スコア付け、脆弱性の検出や修復などを単一のアプリケーションとして参照するためです。マージされたアプリケーションはアプリケーションモジュールで構成され、アプリケーションモジュールは一覧で個別に参照できます。マージすることで、アプリケーションの全てのモジュールを論理的にContrastで1つの実体としてまとめることもできます。
マージ後のデータアクセス
マージされたアプリケーションのデータへのアクセスは、使用しているContrastのアクセス制御の種類によって異なります。
従来のアクセス制御(オンプレミス版のお客様や新しいロールベースのアクセス制御を使用していない場合):
アプリケーションをマージすると、アプリケーションモジュールにはメインアプリケーションのアプリケーショングループが継承されます。
アプリケーションモジュールのデータにアクセスするには、ユーザはメインアプリケーションを含むアプリケーショングループのメンバーである必要があります。
新しいロールベースのアクセス制御(ロールベースのアクセス制御が有効になっている場合):
アプリケーションをマージしても、アプリケーションデータへのアクセスは影響を受けません。アプリケーションのマージ後に、管理者がアプリケーションデータへのユーザアクセスを変更してください。
アプリケーションモジュールがリソースとして含まれているロールを持つユーザは、そのアプリケーションのデータにアクセスし続けることができます。アプリケーションモジュールがリソースとして含まれているロールを持つユーザは、そのアプリケーションのデータにアクセスし続けることができます。
アプリケーションモジュールがリソースとして含まれていないロールを持つユーザは、そのアプリケーションのデータにアクセスできません。データへアクセスできるようにするには、ロールに関連付けられたリソースグループにアプリケーションモジュールを追加してください。
手順
Contrast Webインターフェイスのナビゲーションバーでアプリケーションを選択し、チェックマークを使用してマージするアプリケーションを選択します。
ページ下部に表示されるメニューでマージアイコン()を選択します。
「アプリケーションをマージ」画面で、ドロップダウンにあるマージ対象のアプリケーションから、メインアプリケーションとなるアプリケーションを1つ選択します。
アプリケーションがマージされると、メインアプリケーションの名前の横にメインアプリケーションのアイコン()が表示されます。
マージされたアプリケーションにあるアプリケーションモジュールと、疎通されたルート情報を確認するには、アプリケーションの行でメインアプリケーションのアイコンを選択します。
メインアプリケーションから全てのアプリケーションモジュール、または特定のアプリケーションモジュールのマージを解除するには、アプリケーションの行または概要ページでメインアプリケーションアイコン()を選択します。「アプリケーションモジュール」画面で、任意の数のモジュールを選択したら、選択項目のマージを解除を選択します。