Contrast Scanの対象からファイルやフォルダを除外する
指定したファイルやフォルダをスキャンの対象から除外するオプションがあります。この機能は、大量のノイズを生成するアーティファクトや、スキャンに関係のないアーティファクトを除外する場合に便利です。
開始する前に
この機能は、ローカルスキャンエンジンを使用した多言語ソースコードのスキャンでのみ使用できます。
以前にスキャンしたプロジェクトからファイルを除外すると、除外の影響を受ける脆弱性のステータスが修復済に変更されます。例えば、ファイルを除外した後、スキャン結果の脆弱性の数が元の検出結果より減少し、修復済の脆弱性の数が増加する可能性があります。
指定されたファイル名やフォルダ名は、大文字と小文字が区別されます。
手順
スキャンするソースコードのルートフォルダに、
.contrast-scan.json
という名前のファイルを作成します。JSONファイルで、次の形式を使用して除外するファイルとフォルダを指定します。
{ "excludes": [ "**/MavenWrapperDownloader.java", "**/*.js" ] }
上記例の
MavenWrapperDownloader.java
と*.js
の箇所を除外したいファイル名やフォルダ名に置き換えてください。
パターン例
以下の例は、除外するファイルやフォルダを指定する方法を示しています。
パターンは相対パスと見なされます。
パターン例 | 除外されるもの |
---|---|
|
除外されない:ファイル名に |
|
除外されない: |
| 拡張子が |
| ディレクトリツリー内の任意の場所に存在する |
|
除外されない: |
|
除外されない: |
| パスに |
| 文字列 |
デフォルトで除外されるもの
Contrast Scanでは、デフォルトで、以下のファイル、フォルダ、パターン、拡張子は除外されます。
除外されるファイルとフォルダのパターン | 除外される拡張子 | 除外されるファイル |
---|---|---|
|
|
|
関連項目
ディレクトリベースのタスクにて、 ファイルとフォルダを指定するためのパターンに関する追加の情報を参照できます。