.NET Frameworkエージェントをweb.configファイルで設定

エージェントの設定オプションは、アプリケーションのweb.configファイルまたはYAML設定ファイルを使用して指定できます。web.configに指定したアプリケーションの設定をContrastエージェントに認識させるためには、これらの設定をアプリケーションweb.configファイルのルート<configuration>のappSettingsセクション内に記述する必要があります。

例えば、同じアプリケーションプールにホストされている2つのアプリケーションは、各アプリケーションのweb.configファイルでappSettingscontrast.server.nameプロパティを設定すると異なるサーバとして報告されます。また、 web.configを使用して次のようにcontrast.application.nameを指定することもできます。

<configuration>
   <appSettings>
     <add key="contrast.application.name" value="MyWebAppName" />
     <add key="contrast.application.version" value="1.2.3" />
   </appSettings>
   <system.web>
     ...

その他の利用可能なプロパティの説明は、.NET FrameworkエージェントのYAMLテンプレートを参照してください。

エージェントのバージョンが21.1.4より前の場合、web.configで設定できるのは、以下のように一部のプロパティのみとなります。

プロパティ

導入された.NET Frameworkエージェントのバージョン

contrast.application.code

19.6.3

contrast.application.group

19.1.3

contrast.application.metadata

19.1.3

contrast.application.name

19.1.3

contrast.application.session_id

20.6.6

contrast.application.session_metadata

20.6.6

contrast.application.tags

19.1.3

contrast.application.version

19.1.3

contrast.assess.tags

19.1.3

contrast.inventory.tags

19.1.3

注記

contrast.application.nameが指定されていない場合、.NET Frameworkエージェントは、アプリケーションの仮想パスをアプリケーション名として使用します。アプリケーションがサイトのルートでホストされている場合(つまり、仮想パスが/の場合)、.NET Frameworkエージェントはこのサイトの名前をアプリケーション名として使用します。

重要

エージェントのバージョン21.1.4以降、ほとんどのエージェントの設定が、アプリケーションのweb.configファイル、またはアプリケーションと同じディレクトリにあるcontrast_security.yamlで指定できるようになりました。例えば、同じアプリケーションプールにホストされている2つのアプリケーションは、各アプリケーションのweb.configファイルのappSettingscontrast.server.nameを設定すると異なるサーバとして報告されます。

以下の設定オプションは、processレベルで適用され、アプリケーションごとに個別に指定できません。これらのプロパティは、web.configを使用して設定できません。別の方法(YAMLなど)で設定する必要があります。

  • agent.dotnet.app_pool_denylist

  • agent.dotnet.app_pool_allowlist

  • agent.dotnet.enable_instrumentation_optimizations

  • agent.dotnet.enable_jit_inlining

  • agent.dotnet.enable_transparency_checks

  • agent.dotnet.enable_struct_dataflow

  • assess.enable_control_detection

また、以下のキーについては、エージェントのプロファイラコンポーネントはプロセスレベルの設定を使用し、エージェントのセンサーコンポーネントはアプリケーション個別の設定(指定されている場合)を使用します。

  • agent.logger.level

  • agent.logger.stdout