セッションメタデータの設定
アプリケーションのセッションメタデータをContrastに送信するには、エージェントの設定ファイルにセッションメタデータのキーと値のペアを追加します。
エージェントが、メタデータとしてContrastサーバに報告できるのは、以下のビルドプロパティです。以下のプロパティの全てまたは一部を指定することができます。プロパティを設定ファイルに指定すると、メタデータが利用できるようになり、メタデータを各脆弱性の追加情報として参照したり、フィルターに使用することができます。
この設定は、システムプロパティ、環境設定、またはYAML設定ファイルのプロパティとして指定できます。
名前 | 設定 |
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コミットハッシュ |
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コミットしたユーザ |
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ブランチ名 |
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Gitタグ |
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リポジトリ |
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テストラン |
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バージョン |
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ビルド番号 |
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メタデータの文字列の形式は、RFC 2253に準拠した文字列で、キー=値のペアで定義する必要があります。以下の文字は含めないでください。
文字列の先頭に空白またはハッシュ(#)文字
文字列の末尾に空白
特殊文字:カンマ(,)、プラス記号(+)、二重引用符(“)、 バックスラッシュ(\)、左山括弧(<)、右山括弧(>)、セミコロン(;)
以下の例で、セッションメタデータを設定する方法をいくつか紹介します。
Javaのシステムプロパティを使用する場合:
javaagent
フラグを指定している行に、追加のプロパティを含めます。この場合、contrast.application.session_metadata
プロパティを設定し、実行したテストを識別するためのキーと値をペアにして指定(RFC 2253に準拠)します。-Dcontrast.application.session_metadata="branchName=feature/some-new-thing,committer=Jane,repository=Contrast-Java"
.NET Frameworkでapp.configまたはweb.configを使用する場合: 設定ファイルに項目を追加して、メタデータのプロパティを指定します。
<?xml version="1.0"?> <configuration> <connectionStrings /> <appSettings> <add key="contrast.application.session_metadata" value="branchName=feature/some-new-thing,committer=Jane,repository=Contrast-DotNet" />
YAML設定ファイルの場合:contrast_security.yamlファイルに項目を追加して、メタデータのプロパティを指定します。
application: session_metadata: branchName=feature/some-new-thing,committer=Jane,repository=Contrast-Ruby
CI(継続的インテグレーション)のビルドスクリプトの場合: 環境変数を使用して値を指定できます。
-Dcontrast.application.session_metadata="branchName=feature/some-new-thing,committer=Jane,repository=Contrast-Java,buildNumber=$BUILD_NUMBER"
-Dcontrast.application.session_metadata="branchName=$GIT_BRANCH,committer=$GIT_COMMITTER_NAME,commitHash=$GIT_COMMIT_HASH,repository=$GIT_URL,buildNumber=$BUILD_NUMBER"